東京競馬場

ウマ娘が飲んでいる水が飲めます……?

皆さんこんにちは。蔓延防止等重点措置が適用されも、依然として新型コロナウイルス感染者が鰻登り、過去最多という言葉を連日のように聞いている大阪よりお送りします……本当に終わりが見えませんね。近々緊急事態宣言がまた発令されるという話もあり、一刻も早いワクチン接種の普及が望まれます。

さて本日のお題ですが、また時事ネタではありますが「ウマ娘 プリティダービー」からヒントを頂いたネタを一つ。

東京都府中市にあります東京競馬場。日本中央競馬会の管理下にあり、博物館、乗馬センターや広場も併設された、日本屈指の競馬場です。G1と呼ばれる最も格式の高いレースの3分の1がここで開催され、競馬に詳しくない人でも日本ダービー(東京優駿)や天皇賞(秋)、ジャパンカップといったレース名を耳にされた事はあるかと思います。面積は約25万坪、東京ドーム17個分にもなります。新潟競馬場に次ぐ大きなコースに、70店を超える飲食店を抱え、過去の日本ダービーでは20万人近い入場者を記録しました。

そんな東京競馬場、当然ですが維持管理には膨大な水を必要とします……具体的には、年間で50万トン以上。小学校のプールで換算すれば1300杯。単純計算で、毎日プール4杯程度の水を使っています。

もうおわかりでしょうが、実はここで井戸が大活躍しています。

東京競馬場には8本の井戸があり、レースの開催にもよりますが、多い日では一日に2000トン以上組み上げる事も。また、コースの維持だけでなく、なんと飲料水としても使用しています。日本中央競馬会管轄の競馬場ではここだけだそうです。更に、災害時にはこの井戸水を提供するように、府中市と防災井戸協定を結んでおり、市民の生活を守るのにも一役買っています。

というわけで、レース前後にウマ娘達が飲んでいる水、みなさんも口にできます。府中市の地下水は非常に美味しいらしく、ビール会社の工場でも使われているとか……東京競馬場へお越しの際はぜひご賞味下さい。府中の申し子と言われたウオッカにも会えますよ。