大災害、特に地震などの場合、どうしても火災が発生する可能性があります。都市部の場合は火の手が区画全てへ燃え広がる事があり、事実、阪神・淡路大震災では300件近い出火があり、70ヘクタールが焼失、500人を越える方が火災で亡くなりました。
しかもその際、水道管被害により断水が発生して多くの消火栓が使用不能になり、満足な消火活動が出来ず延焼が広がった事が後に問題となっています。また、水道管が無事な地域でも、広範囲の消火活動で水が大量に消費され、水圧・水量不足が発生した事も判明しています。
上でも述べたように、災害時は水道管被害によって断水する事が多々あります。国や自治体から水の提供を受けられてもその量は限りがあり、飲用に優先的に利用される為、生活用水は不足しがちです。お風呂や洗濯はもちろん、お手洗いの水すら足りない事が多く、避難所生活を辛く苦しいものにする大きな要因となっています。
阪神・淡路大震災では、122万戸が断水し、仮復旧までに約40日、完全に復旧するまで90日以上かかりました。自宅の建物は無事でも、水道が使えないために避難所で生活せざるを得なかった方も多く、辛い生活を余儀なくされました。
地質や水質の条件によりますが、簡易な濾過器、或いは煮沸する事で緊急時の飲用に用いる事が出来る場合もあります。
降雪地帯では、冬期の降り積もる雪による被害、経済的損失は無視できない問題です。地下水は年間を通じて温度差が少なく、また組み上げコストだけで利用できる為、主要幹線道路や重要施設の融雪用として用いられる事もあります。
ご覧のように、いざという時に水がないというのは、被害を膨大なものにし、その後の生活を非常に苦しいものにしてしまいます。少しでもそれを緩和するため、防災井戸をご検討されてみてはいかがでしょうか。山西サク井設備に是非ご相談ください。